クロヨシノボリ
地元だと若干レアキャラ感があったクロヨシノボリ Rhinogobius brunneus ですが、沖縄では徒歩圏内でも見られる身近なヨシノボリです。普通種だからこそササッと観察できて、日常で疲れた心を癒してくれます。
最も身近なクロヨシノボリ観察スポットは大学構内の側溝です。この側溝は大学内の池から流れ出た川に接続しており、最終的には海へと繋がります。このクロヨシ達は海から川を遡り大学まで来ているようです。随分と壮大な通学ですね。
北部の川でもたくさんのクロヨシを見ることができます。特に上流域ではクロヨシ以外のヨシノボリがいないなんてことが間々あります。中流のシマヨシ、上流のクロヨシといった感じで、この2種が沖縄でよく見るヨシノボリのツートップです。
一方、冒頭で述べた通り我が地元神奈川ではクロヨシは若干レアキャラです。いる所にはいるのですが、沖縄のようにそこら辺の側溝みたいな適当な場所では見られず、“クロヨシノボリを見る”という目的を持って探しに行くと言った感じです。
なんとなく内地のクロヨシは頬の赤色斑点が密な気がします。私はどちらかといえば内地のクロヨシの方が好きです。ただ単に見られる機会が少ないから贔屓目でみている可能性もあるかもしれませんが… 皆さんはどちらが好みでしょうか?