イーブーの観察日記

ハゼを中心とした雑多な記録です

鶏冠は君に輝く

 この広告は、90日以上更新していないブログに表示しています。だそうです。前回ぼちぼち投稿するようにしたいなどと書きましたが、ダメでした。

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放置ブログの烙印を押されてしまった。

 このブログを放置していた数か月の間に、世の中は新型ウイルスに引っ掻き回されて大変なことになってしまいました。私もそのあおりを受けて色々ありましたが、ぼちぼち生きています。6月に入り活動制限が多少緩和される一方で、未だに先が見えないことも多々あり、微かな希望と深い絶望の狭間で少しずつ歩く日々です。

 まあ、不安げな未来のことを考えていても辛くなってくるので、今回もハゼについて書いていきましょう。今回のハゼはトサカハゼ Cristatogobius lophius です。

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モヒカン刈りのファンキーなハゼ。

 トサカハゼは、名前の通り頭部に鶏冠のような皮弁を持つ珍妙な見た目をしたハゼです。その奇妙なシルエットとは裏腹に、ベルギー国旗のごとき色使いの臀鰭、頭部と第一背鰭に光る青い斑点、金粉をまぶしたような胸鰭など、大変に美麗なハゼでもあります。

 このハゼは軟泥底を好むらしく、歩くだけで疲れるような干潟に住んでいました。このような所にみられる連中は、チワラやヒゲワラを筆頭に鰭膜が粘り強いという印象を抱いていたのですが、予想に反してトサカハゼの鰭はデリケートでした。せっかく綺麗なハゼなのに臀鰭に大きな傷をつけてしまい無念です。

 短いですが今回はここらへんで。小さな記事をなるべく頻繁に更新することを目指していきたいところです。

 

【追記:2021年6月22日】

 鰭立ての修行により以前よりも少し綺麗な写真が用意できたので追加しておきます。

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